ブログに戻る

開発者のワークフロー

REA の逆解析 Skill:MCP 設定と最初の調査手順

Codex、Claude Code、Cursor で REA を使うには?Skill と MCP の違い、6.4.0 の設定、対象別の依存関係、証拠を確認できる調査手順を解説します。

OpenAgentSkill 編集部情報確認日:

REA(Reverse Engineer Anything)は、AI エージェントを配布済みソフトウェアの調査ツールにつなぎます。対象はアプリのパッケージ、ネイティブバイナリ、一部の実行時の動作です。reverse-engineer-anything Skill が調査の進め方を示し、MCP サーバーや CLI が分析機能を提供します。

最初の問いは小さくします。CSV のある項目はどこで変換されるのか、どのプロセスが出力ファイルを書くのか。本記事では対象の選び方、ツールの接続、根拠を確認できる依頼方法を説明します。

REA が役立つ場面

配布された成果物や、手元のソースだけでは確認できない動作を調べる場合に向いています。Electron の ASAR、ネイティブ関数、パッケージ化された二つの版の比較などです。完全なソースリポジトリがあり、構成の理解だけが目的なら、公式 Skill は通常のリポジトリ用ツールを勧めています。

対象ファイル、調べたい動作、必要な証拠を一つずつ指定しましょう。「このアプリを説明して」より、「出力項目を正規化する関数を特定して」の方が検証可能です。

Skill・MCP・CLI の役割を区別する

構成要素役割導入だけでは確認できないこと
reverse-engineer-anything Skill対象選定、証拠収集、不明点の報告を案内エージェントが REA ツールを呼べるか
REA MCP サーバーエージェントから呼べる分析ツール必要な分析エンジンがそろっているか
rea-agents CLI端末からワークフローを実行現在のエージェントの接続状態

セットアップはサーバー登録と対応 Skill の導入を行います。Skill 単体の導入は指示と参照資料を追加するものです。Skill は見えるのにツールがない場合、この違いを確認してください。導入手順

エンジンより先に対象を選ぶ

対象最初に得たい情報追加条件
JavaScript / Electron のフォルダーや ASARモジュール、インポート、プロセス境界対応する Node.js と npm。ネイティブエンジン不要
ネイティブ実行ファイルアセンブリ、擬似コード、呼び出し元対応する Hopper・Ghidra・IDA の設定
Web サイトの動作ページ、スクリプト、通信Chrome 系ブラウザーと対象への権限
Android APK のコードクラス、メソッド、参照JADX と完全な JDK。ホスト対応も確認

すべての形式がすべての環境で動くという表ではありません。対応表 と導入版を確認してください。JavaScript の静的分析は対象アプリを実行せずファイルを読みます。実行時の記録は対象を動かしたり操作したりするため、別に範囲を決めます。

ローカル分析でも、ツールの結果がエージェントのモデル提供者へ送られる場合があります。調査権限のあるソフトウェアとデータを使い、その資料に適したモデル設定を選んでください。

Codex・Claude Code・Cursor に設定する

確認時の npm 公開版は 6.4.0 です。Node.js は 22.x の 22.19 以降、24.x の 24.11 以降、または 26 以降が必要です。Skill のメタデータ版 39 は別の番号です。main の説明には npm 公開版より新しい機能が含まれることがあります。パッケージ · 版の違い

Codex だけを対象に、変更予定を先に確認します。

npx rea-agents@6.4.0 setup --client codex --dry-run --json

ドライランでも npx は REA パッケージを取得・実行する場合があります。ドライランが適用しないのは設定変更です。保存先、バックアップ、Skill の置換を確認してから適用します。

npx rea-agents@6.4.0 setup --client codex

他のクライアントでは codex を claude_code または cursor に替え、再起動または再接続します。ツールがない場合は npx rea-agents@6.4.0 doctor --client codex --json で設定と前提条件を調べ、実際のセッションにもツールが表示されるか確認します。接続済みなら毎回セットアップする必要はありません。

CLI で静的 JavaScript 分析を行う例です。パスは自分のフォルダーか ASAR に替えます。

npx rea-agents@6.4.0 analyze-javascript-application /absolute/path/to/app --json > app-evidence.json

Windows なら "D:/apps/example" のようなパスを使えます。大きな結果は Evidence ファイルに残し、全文をモデルへ貼る代わりに必要なビューを読みます。CLI の説明

確認できる最初の調査を設計する

自分の Electron アプリのパッケージと、一つのエクスポート機能から始めます。対象のコピーと版またはハッシュを残し、同じバイト列を再確認できるようにします。次は編集部が作成した依頼テンプレートであり、実施済みテストの報告ではありません。

対象:[自分のアプリのパッケージの絶対パス]
問い:CSV の「status」項目はどこで正規化されるか?
まず静的に調査する。入口、存在すれば IPC の受け渡し、
書き込み処理を追う。各結論にファイル位置か関数アドレスを示す。
確認できた事実、推論、不明点を分ける。
確認を求めずにアプリを実行したりファイルを変更したりしない。
成果物:短い呼び出し経路、証拠表、空値・未知の値・
Unicode テキストを使うテスト案。

経路、証拠、反証できるテストを確認します。位置情報のない説得力のある説明は未完成です。静的に見つかった経路を実行結果として扱ってはいけません。

理解した動作を自分の製品に実装するなら、その実装は別にテストします。アルゴリズムの理解だけでは、生成された代替実装の境界条件まで一致したとは言えません。

公開事例から学べること

REA の Notion 事例 は Electron のプロセス間でクリップボード要求を追跡しています。DX-Ball 事例 は音のパン計算を調べ、再構成の検証を示しています。

機能の背後にある受け渡しや、検証可能な計算を求めるのが実用的です。これらは特定の対象と版に関する開発元の事例であり、OpenAgentSkill が再現した結果でも、任意のアプリの成功率でもありません。擬似コードは出発点です。呼び出し元、命令、観測された出力も確認します。

導入前によくある疑問

REA は無料ですか?

リポジトリは MIT ライセンスです。モデルの利用や一部の分析プロバイダーには別料金が発生する場合があります。すべての構成が無料という意味ではありません。

Windows で使えますか?

対象とプロバイダーの組み合わせ次第です。JavaScript とネイティブ Ghidra では条件が異なり、公式資料は Windows Ghidra 対応を実験的としています。パッケージ導入の成功だけでは全機能の対応を確認できません。

元のソースコードを復元できますか?

ネイティブ分析の擬似コードやアセンブリには、元の変数名、コメント、プロジェクト構成が残るとは限りません。復元できた部分と推測した部分を分けて報告させます。

Skill があるのにツールがないのはなぜですか?

Skill 導入、MCP 登録、セッション接続は別の状態です。対象クライアントの登録と再起動、公開されているツールを確認します。追加エンジンは対象に必要な場合に導入します。

出典と記事の範囲

2026年10月12日(Asia/Shanghai)に、コミット 23d50ea3bec186b4459d36c04854a92276accdf1 と npm 6.4.0 の公開情報を確認しました。GitHub は約 94,000 stars でしたが、これは注目度であり分析品質の指標ではありません。

一次資料:概要、公式 Skill、導入と版の説明、CLI と Evidence、本文中の公式事例。本記事は資料を確認して独自に執筆した導入ガイドです。REA の実行や事例の再現は行っていません。サイト運営者による掲載は、実行検証済みの認証ではありません。